GitHubコメントで使える英語フレーズ30選【現役エンジニアが厳選】

GitHubのコメントを英語で書けと言われたとき、あなたはどうするだろうか。

「何から書けばいいかわからない」「文法が間違っていたら恥ずかしい」——そんな不安を抱えたまま、日本語でコメントを書き続けていないだろうか。

私も同じ経験をした。外国人エンジニアとチームを組んだ初日、英語でコードレビューを求められて頭が真っ白になった。

だが実際に書き始めてわかったことがある。GitHubのコメントは、中学英語レベルのフレーズで9割は乗り越えられる。

この記事では、現役ITエンジニアの私が実務で使っている英語フレーズを30個まとめた。コミットメッセージ・プルリクエスト・コードレビューの3つに分けて解説する。この記事を読めば、今日からGitHubのコメントを英語で書き始めることができる。


  1. GitHubのコメントを英語で書くべき3つの理由
    1. 理由1|英語コメントは検索性が高く、チームの生産性が上がる
    2. 理由2|OSSコントリビューションへの道が開ける
    3. 理由3|英語コメントの習慣が技術英語力全体を底上げする
  2. 【コミットメッセージ】即使える英語フレーズ10選
    1. 追加・新機能には「Add / Implement / Create」を使う
    2. バグ修正には「Fix / Resolve / Correct」を使う
    3. 削除・整理には「Remove / Delete / Clean up」を使う
    4. 改善・更新には「Refactor / Improve / Update」を使う
  3. 【プルリクエスト説明文】レビュアーに伝わる英語フレーズ10選
    1. PRの目的・背景を1文で説明するフレーズ
    2. レビュアーへの依頼・注目ポイントを伝えるフレーズ
    3. 変更の補足・懸念点を正直に伝えるフレーズ
  4. 【コードレビューコメント】心理的安全性を守る英語フレーズ10選
    1. 承認・称賛は「LGTM」だけじゃない。5つの代替表現
    2. 修正依頼をやわらかく伝える「Softener構文」
    3. 意図を質問・確認するフレーズ(責めずに聞く表現)
  5. 【私の体験談】英語コメントを3ヶ月続けて気づいた3つのこと
    1. 最初の1週間は怖かったが、書いてみたら中学英語で十分だった
    2. 英語コメントが習慣化してから、英語ドキュメントが読みやすくなった
    3. チームの外国人エンジニアとのやりとりが自然に増えた
  6. GitHub英語コメントの次のステップ|技術英語をさらに伸ばす方法
    1. 英語ドキュメントをスラスラ読む練習法
    2. 話す・聞くを鍛えるにはオンライン英会話が最短ルート

GitHubのコメントを英語で書くべき3つの理由

英語でコメントを書く習慣は、単なるグローバル対応にとどまらない。エンジニアとしての成長を加速させる、3つの理由がある。

理由1|英語コメントは検索性が高く、チームの生産性が上がる

GitHubのコメントは後から検索されることが多い。「あのバグ、どのコミットで直したっけ?」というとき、英語で統一されたリポジトリは検索しやすい。

日本語と英語が混在したリポジトリは、検索クエリを両言語で試す必要が生まれる。チーム全体の生産性が下がる原因になる。

また、外国人メンバーが加わったとき、英語で書かれたコメント履歴はそのまま引き継げる。日本語コメントは機械翻訳を挟む手間が発生し、ニュアンスが失われることも多い。

理由2|OSSコントリビューションへの道が開ける

GitHubには世界中の優れたOSS(オープンソースソフトウェア)がある。コントリビューションのコミュニケーションはほぼ英語だ。

「バグを見つけたのにIssueを立てられない」「PRを送りたいけど英語で説明できない」——この壁を越えることで、世界のエンジニアと直接コラボレーションできる。英語コメントの習慣は、OSSの世界への入り口にもなる。

理由3|英語コメントの習慣が技術英語力全体を底上げする

英語は「インプット」だけでは伸びにくい。アウトプットの習慣が言語習得を加速させることは、多くの研究で示されている。

毎日のコミットメッセージやPRコメントを英語で書くことは、日常的な英語アウトプット練習になる。英語ドキュメントの読みやすさや、英語でのやりとりのしやすさが、数ヶ月で変わってくる。


【コミットメッセージ】即使える英語フレーズ10選

コミットメッセージは「何をしたか」を動詞で始めるのが世界標準だ。最初の動詞を使い分けるだけで、プロらしいコミットメッセージが書ける。

追加・新機能には「Add / Implement / Create」を使う

動詞使う場面例文
Addファイルや機能を追加するAdd user authentication feature
Implement仕様・機能を実装するImplement password reset flow
Create新しいものを作成するCreate API endpoint for login

「新しく何かを加えた」場面は、この3語でほぼカバーできる。迷ったら「Add」を選べば間違いない。

バグ修正には「Fix / Resolve / Correct」を使う

動詞使う場面例文
Fixバグ・不具合を修正するFix null pointer exception in UserService
Resolve問題・コンフリクトを解決するResolve merge conflict in config file
Correct誤った値・ロジックを正すCorrect calculation logic in tax module

エラーや不具合の修正には「Fix」が最も汎用的で使いやすい。「Resolve」はコンフリクト解消や根本的な問題解決に使うと自然に聞こえる。

削除・整理には「Remove / Delete / Clean up」を使う

動詞使う場面例文
Remove不要なコード・ファイルを取り除くRemove deprecated API endpoints
Deleteファイル・データを削除するDelete unused migration files
Clean upコードを整理・整頓するClean up unused imports in all modules

「Remove」と「Delete」は似ているが、「Remove」のほうが広い場面で使われる。コードの削除には「Remove」を選ぶのが自然だ。

改善・更新には「Refactor / Improve / Update」を使う

動詞使う場面例文
Refactorコードの構造を改善する(動作は変えない)Refactor authentication middleware
Improveパフォーマンス・品質を向上させるImprove query performance in user search
Update既存のものを最新化・変更するUpdate dependencies to latest versions

「Refactor」は動作を変えずに構造だけを改善するとき専用の動詞だ。バグ修正と混同しないよう注意したい。


【プルリクエスト説明文】レビュアーに伝わる英語フレーズ10選

PRの説明文は「何を・なぜ・どのように変えたか」の3点を伝えるだけでよい。難しい英文は不要だ。

PRの目的・背景を1文で説明するフレーズ

フレーズ意味例文
This PR adds …このPRは〜を追加しますThis PR adds email notification feature
This PR fixes …このPRは〜を修正しますThis PR fixes the login redirect bug
This PR implements …このPRは〜を実装しますThis PR implements rate limiting for API

PRの冒頭の1文は「This PR + 動詞」の形で始めるだけで十分だ。シンプルなほど読みやすく、レビュアーへの配慮になる。

レビュアーへの依頼・注目ポイントを伝えるフレーズ

フレーズ意味
Please pay attention to …〜に注目してください
Could you review … especially?特に〜をレビューしてもらえますか?
I’d appreciate feedback on …〜についてフィードバックをいただけると助かります
Let me know if you have any concerns.懸念があれば教えてください

「Could you」や「I’d appreciate」は英語ネイティブがよく使う自然な表現だ。「Please」より少し丁寧で、チームの関係をよくする効果がある。

変更の補足・懸念点を正直に伝えるフレーズ

フレーズ意味
Note that …なお、〜です
I’m not sure about …〜について自信がありません
This is a temporary fix for now.これは今のところ一時的な対応です
Open to suggestions on …〜についての提案を受け付けています

「I’m not sure about …」は自分の不安を正直に伝えるフレーズだ。「完璧なふりをしない」姿勢は、チームの心理的安全性を高める。


【コードレビューコメント】心理的安全性を守る英語フレーズ10選

コードレビューで最も気をつけたいのは「相手を責めている」と受け取られないことだ。言い方ひとつで、チームの雰囲気が大きく変わる。

承認・称賛は「LGTM」だけじゃない。5つの代替表現

「Looks good to me(LGTM)」だけでは少し素っ気ない。バリエーションを持つとコミュニケーションが豊かになる。

フレーズニュアンス
LGTM!問題なし(最もシンプル)
Looks great! Nice work.よさそう!いい仕事だ
This is a clean implementation.きれいな実装ですね
I like this approach.このアプローチ気に入りました
This is exactly what we needed.まさに求めていたものです

称賛のコメントは、相手のモチベーションを上げる。「LGTM」を送るついでに一言添えるだけで、チームの雰囲気がよくなる。

修正依頼をやわらかく伝える「Softener構文」

英語の修正依頼は「Softener(やわらげ表現)」を先に置くのが鉄則だ。

NG(直接的すぎる):

This is wrong. Change it.

OK(Softenerあり):

I think this might cause an issue. Could you consider using X instead?

よく使うSoftenerのパターン:

Softener使い方
I think …〜と思います(断言を避ける)
It might be …〜かもしれません
Could you consider …?〜を検討してもらえますか?
Would it be possible to …?〜は可能でしょうか?
Nit: …細かいことだけど〜(小さな指摘に使う)

「Nit:」はコードレビューで頻繁に使われる便利な表現だ。「nitpick(細かいことを指摘する)」の略で、「大きな問題じゃないけど」という前置きになる。

意図を質問・確認するフレーズ(責めずに聞く表現)

修正を求める前に「なぜこう書いたのか」を聞くことで、誤解を防げる。

フレーズ意味
What’s the reason for …?〜の理由は何ですか?
Could you explain why …?なぜ〜なのか説明してもらえますか?
I’m not sure I understand … Could you clarify?〜がよく理解できていません。説明してもらえますか?
Is there a specific reason to use X here?ここでXを使う特別な理由がありますか?

質問形式にするだけで、批判ではなく「理解しようとしている」という印象を与えられる。関係を壊さずに品質を上げる、プロのレビュアーが使うアプローチだ。


【私の体験談】英語コメントを3ヶ月続けて気づいた3つのこと

実際に英語コメントを習慣化してみて、気づいたことを正直に書いておく。

最初の1週間は怖かったが、書いてみたら中学英語で十分だった

最初の1週間は、Google翻訳を開きながらコミットメッセージを1行書くのに5分かかっていた。「文法が間違っていたら恥ずかしい」という気持ちが強かったからだ。

だが1週間後、あることに気づいた。世界中のOSSリポジトリのコミットメッセージを見ると、使われている単語は驚くほどシンプルだ。「Add」「Fix」「Update」「Remove」——これだけで8割以上のコミットは書ける。

難しい英語は不要だった。シンプルな動詞と名詞を組み合わせるだけで伝わる。

英語コメントが習慣化してから、英語ドキュメントが読みやすくなった

コミットメッセージを毎日英語で書くようになって2ヶ月が経った頃、変化を感じた。英語の技術ドキュメントを読むスピードが上がっていたのだ。

書くことで技術系の頻出単語への感度が上がり、読むときも引っかかりにくくなった。インプットとアウトプットは連動している。

チームの外国人エンジニアとのやりとりが自然に増えた

英語でコメントを書くようになってから、外国人エンジニアからのリアクションが増えた。「LGTM!」「Nice catch!」「Thanks for the detailed explanation.」——こういったやりとりが増えると、英語でのコミュニケーション自体が楽しくなってくる。

英語コメントは、英語を「勉強するもの」から「使うもの」に変えてくれる。


GitHub英語コメントの次のステップ|技術英語をさらに伸ばす方法

GitHubのコメントで英語に慣れたら、次は技術英語の読み書き全体を伸ばしていきたいところだ。

英語ドキュメントをスラスラ読む練習法

英語のコミットメッセージが書けるようになったら、次は「読む」力を強化したい。Stack OverflowやGitHubのIssueを毎日読む習慣が、技術英語の読解力を底上げする。

技術英語をさらに伸ばしたい方は、Stack Overflowの英語読解も有効です。当ブログで順次解説していく。

話す・聞くを鍛えるにはオンライン英会話が最短ルート

読み書きに自信がついたら、「話す・聞く」も伸ばしたい。外国人エンジニアとのMTGで詰まった経験がある人は特に、スピーキングを強化すると仕事の幅が一気に広がる。

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技術英語をさらに伸ばしたい方は、オンライン英会話の活用がおすすめです。当ブログで順次解説していく。

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